2016年 09月 10日

ローライコードの使い方を考える。(被写界深度と被写体ブレ編)

以前の記事では(ローライコードの使い方を考える。(露出編)
露出計を使わずにLv値を合わせる方法をご紹介したが、あくまでもこの使い方は「メーター忘れちゃった!」などの緊急対応だ。
実は私も普段は(ブログのタイトルに反して。。。)露出を決めるためにミノルタのフラッシュメーターを使ってる。

で、今日は写真の面白さの一つである「ボケ(またはパンフォーカス)」や「ブレ(または動きを止める)」テクニックに関して
メーターを使った方法をローライコード的に考えたいと思う。
(被写界深度とは?みたいなところは長文になりすぎるのですっ飛ばしちゃいます。すみません。)

では
とりあえず露出を計る。例えばこんな感じ。
c0292795_20532259.jpg
一般的な露出の決め方は、ISO400でf1.48(f2 1/3開け)シャッタースピード1/30みたいな感じですが、
私の場合は、最初からEv=Lvと考えて、Ev値のみを計ります。そうすると出て来る数値は1つだけ!
c0292795_20574247.jpg
そしてシンプルにEv=Lvと考えてそのままLvのレバーをレンズ側へ押し込みながら回転させて合わせる。
c0292795_20524848.jpg
(この写真はLv=18に合わせていますが、数字を見せるためにレバーを下げてます。メーターの出た目だと実際にはLv=7に合わせます。)
基本的に露出の決定はこの作業のみです。
絞り値とシャッタースピードをそれぞれ設定するような一般的なマニュアルカメラの撮影より、Lv値のみを意識した撮影はすごく操作がシンプルです。

さて、ここからが今日の本題です。
ローライコードはLv設定レバーを押し込まずにレバーを動かすとLv値を変えずにf値とシャタースピードの組み合わせを変更できます。(機構上反対側のレバーと連動して動くので、両方のレバーをつまんで同時に動かすのが操作的には安全です。)Lv値を変えないということは適正露出を保ったままf値とシャッタースピードの組み合わせを変えれるということ!
c0292795_20525886.jpg
左側の窓にfとtが表示されています。(写真はf=5.6、t=1/125です。Lv=12の場合です。)
例えばEv=Lv=12の場合、レバーを押し込まないで回転させるだけで、
Lvレバー最上部(反対側のレバーは最下部)では、f=4 t=1/250
Lvレバーを1クリック下げると、f=5.6 t=1/125
さらに1クリック下げると、f=8 t=1/60
そこからさらに1クリック下げると、f=11 t=/30

これはまさにプログラムシフトなのです。
もうお分かりでしょう!
つまりメーターの出た目がEv=12であれば、Lv=12に合わせる。
ボケが必要であれば、レバーを押し込まないで上へ上げる。(反対側のレバーは同時に下がる方向。)
深い被写界深度が必要であれば、レバーを押し込まないで下へ下げる。(反対側のレバーは同時に上がる方向。)
動きを止めたい時はボケが必要な時と同じ操作、
反対にブラしたい時は深い被写界深度が必要な時と同じ操作でOKなのです!

ローライコードはフルマニュアルカメラであありながら、
このようなシンプルな操作で様々な表現を瞬間的にコントロールできる
非常に優れたカメラなのです。


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by yagumonochrome | 2016-09-10 22:36 | 写真の事


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