2014年 07月 27日
ローライコードの使い方を改めて考えてみる。 どんなカメラでも共通の撮影手順としては、露出を決める→構図を決める→ピントを合わせる→シャッターを切るの流れだ。 最近は、露出やピントをオートで撮るのが普通になったので、構図を決めてシャッターボタンを押すだけかもしれない。 しかし露出を自分でコントロールする事はとても楽しいので、何でもオートで撮るのはもったいない。 そこで今日は最も古くからあるテクニックとして、露出計を使わない方法を紹介したい。 (以下の内容はデジタル時代の若者たちには信じがたい事かもしれないが、 だまされたと思って一度デジカメでも実践してもらいたい。予想に反して結構露出が当たるのでビックリすると思う。) とにかく難しい事はすっ飛ばして、ローライコードの裏蓋に書かれている図を見てみる。 ASA:現在のISO感度と同じ。 12、50、200、800と書かれているのが感度 DIN:感度の表記方法の1つだが、説明すると長くなるのでとりあえず無視。。。 ASAとDINの間に書かれている数字:LV(ライトバリュー) 明るさを表す単位 例えば、一番左上のイラストは「スキー」をしている。その下のイラストは「海」のようだ。 その縦1列の数字は12、14、16、18。感度200の時のLVは16となる。 そこでレンズ右横の赤色の文字を16に合わせてみる。そうすると自動的に絞りとシャッターの組み合わせが決まる。 例えば、f16、1/250となる。そこから赤色の文字は16のままレバーを回転させると組み合わせが自動的に変わる。 組み合わせとしてはf11、1/500またはf22、1/125となる。 感度200のフィルムでスキーの風景や海での撮影をする時はこの組み合わせで適正露出と言う事だ。 サニーシックスティーンルールと合わせて説明出来ればさらに分かりやすいが、 とりあえずLVを合わせて撮影するのがローライコードの作法だと考えて、 以下の数字だけを暗記すれば露出計不要なのだ。 撮影条件:LV(ライトバリュー) ISO100の場合 快晴:15(例えば、f16、1/125) 晴れ:14(例えば、f11、1/125) 曇り:13(例えば、f8、1/125) 日陰:12(例えば、f5.6、1/125) IS200で1段閉め(快晴16LV)、ISO400で2段閉め(快晴17LV)となる。 最後に1つだけ大切な注意事項として是非ネガフィルムを使ってもらいたい。 (もしポジフィルムを使うとラチチュードが狭く、外すかも。。。) 最新の技術に逆行しながら、日々こういう事を研究していると、 昔の人は本当に凄いな〜と思うのである。 一日1回クリックしてね! 人気ブログランキングへ
by yagumonochrome
| 2014-07-27 19:27
| 写真の事
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